エリザベート話続きます。

エリザベートという演目は語り始めればキリがないほど、多くの要素が詰まった作品です。
メインの役はダブルキャストで演じられているので、その組み合わせも話題になります。
なので続きを語らせてください。(笑)

この公演、元々チケット難だったので、私が最優先で選んだのはエリザベート=花總まり、
トート=城田優主役です。もちろん好みはありますが、多分この二人の組み合わせが最強
なのではと踏んでいます。(本当はトート=井上芳雄も捨てがたかったですが)

私が観た城田優の今回のイメージはイグアナ!(汗)
トートダンサーズの振り付けも全般に爬虫類系のような動きが多く、城田のメイクも唇の
輪郭を消して白っぽい口紅なので口が広がって見えます。爬虫類のような粘着感というか、
ヌメっとした雰囲気が、エリザベートを執拗に追いかけていく空気感を常に漂わせています。

皇太子ルドルフを死に誘う「闇が広がる」の場面でも、這いつくばってルドルフに迫る動きは
まさにイグアナ~!!(汗)
前回、城田優のトートを観またときは、ちょっとやんちゃ感があったのですが、今回全く役作りを
変えています。もちろん、これは演出家・小池修一郎の指示があることは間違いありません。

城田優がすごいと思うのは、爬虫類系でも、ちっとも気持ち悪い感じがないこと。この人のもっている
元々の真っ直ぐさとか、素直さが、演出家が考えるコンセプトを忠実に表現できるのは本当に
素晴らしい!

それは他の役者さんにも感じましたが、今回新演出になって、どの役者も忠実に小池先生の
目指すエリザベートを作り上げようという気持ちのよさというか、一体感を感じました。
役者が「自分が自分が!」と自己主張し過ぎると、そこだけ浮き上がって全体の流れに違和感が
生まれますが、今回は「皆が素直に一生懸命」自分の役割を果たそうとしていて、すごくいい
カンパニーだと感じました。

新演出でいい意味の緊張感もあるのだと思いますが、「初モノ」って、やはりそれだけで価値が
生まれるのだなと、改めて感じました。