働き方のはなしの続き|定性調査のことならRINGOにお任せください|定性調査・マーケティングリサーチ・インタビュー

一昨日、テレワークやサテライトオフィスの働き方のことを書きましたが、今日のNHKクローズアップ現代で
同じテーマを取り上げていました。
在宅勤務の女性の方や、地方で部下を仕切る男性が取材されていて、ワークライフバランスを問う番組でした。

サボウズの社長さんがゲストでしたが、この会社ではテレワークを導入してから様々な問題にぶち当たり、
試行錯誤の結果「社員が皆同じように公平でなくてもよい」という結論に達したそうで、その人の「市場価格」
からお給料を決めているそうです。これはとても面白い話で、結果的には「能力給」ということになりますね。

国広さんが最後に「一人一人に向き合うということですね」とまとめ過ぎてて、いや、そういう精神論じゃなくって!
と思わず突っ込みたくなりましたが、その残念なコメントは置いといて、こういうテーマを扱うこと自体にこの番組の
意義があるので、考えるきっかけにはなったと思います。

それで、この「公平でなくてもよい」という点は、私的にはヒットですね!
というのは、在宅勤務がよいという人もいれば、むしろ「オフィスで働きたい」という人もいると思うのです。

私の友人は、舅の介護を抱えていたとき、むしろずっと家にいると精神的に煮詰まってしまうと、外に働きに出る
ことでストレスを緩和していました。
また別の友人は「家で仕事すると、公私のボーダーがなくなるから嫌だ」と言っていて、確かに「自己管理」という
点では在宅勤務は誘惑がいっぱいです。(笑)

ただ、いずれにしても「働き方はひとつではない」ということだけは確かで、これからもっとこの考え方が世の中に
浸透し、選択肢が増えることはとてもよきことかなと思うわけであります。