インタビュアーの資質|定性調査のことならRINGOにお任せください|定性調査・マーケティングリサーチ・インタビュー

定性リサーチやグループインタビューのマニュアルの中には、「モデレーターは美人ではいけない」と
書かれているものがあります。(笑)
もちろんこれは、「歪められた美人像の一般論」として、ツンと澄ましてプライドが高いというイメージが
あるので、それでは対象者が心を開いて話さないからだめですよ・・・という意味のジョークな譬えです。
実際には、美人で素敵なモデレーターさんはいっぱいいます♪(「自分」とは言っていません)(笑)

モデレーター(インタビュアー)の資質は、いろいろな要素で語ることができますが、やはり「人の話を
ちゃんと聴くことができる」というのが最大のポイントかなあ。。。
この「ちゃんと」というところがキモで、相手が何を伝えたいのか、それを汲み取る姿勢を一貫して貫くと
いうことが大事だと思うです。

ところがこれが中々難しい。特に商品やサービスを開発している側は、いかにこちら側のことをわかって
もらえるかという視点になってしまい、説得しようとしてしまうのです。
ちなみに、サブモデレーター制でメーカーの方が同席してインタビューを行うことも時々ありますが、そう
いうケースで「あわわ、そんなに商品のことを語り過ぎちゃダメ~」ということが多々あります。
熱心であればあるほど、また真剣であればあるほど、無意識のうちに商品を愛する姿勢になってしまう
のでしょう。

その点プロのモデレーターは、対象者が商品をどう語ろうがそれを説得する必要はありませんし、対象者
に好きなだけ語らせるスキルがあります。対象者が意識していないことも、自然発生的な発言として出て
くることもあり、そんな時はただ頷いて、ポーカーフェイスで黙って聞いているワケです。

以前も書きましたが、モデレーターは美人かどうかに関係なく(汗)、「女優」の資質と共通するものを
もっているのかもしれません。(笑)