調査サンプルと実査時間

定性リサーチの調査サンプル(対象者)は有意抽出ですが、調査テーマを踏まえ、いくつかの条件で
スクリーニングして召集されることが一般的です。

で、たとえば既婚女性層のグループインタビューの場合、その条件として、1グループの中に専業主婦○名、
有職主婦○名と割付を行う場合があります。この比率は、当然ながら時代によって変化してきています。
平成26年の総務省「労働力調査」によると、共働き世帯1077万、専業主婦世帯720万と、有職主婦が専業主婦を
大きく上回っていますので、最近では仕事をもっている主婦の方の割合を多めに召集する傾向がありますが、
実査時間は、平日なら「昼間」に設定することが多いですね。

これは、1日に2~3グループを実施しないと、見学する関係者にとって効率がよくないためで、ある意味「調査
する側の都合」によるものですが、これによってフルタイムのライフスタイルの対象者が省かれてしまうリスクが
あります。(フルタイムという条件が絶対的なテーマの場合はその対象者に合わせた実施をしますが)

で、男性。今までは平日なら「夜」の実査が定石でしたが、今後働き方が変わり、SOHOやサテライトオフィスの
男性が多くなれば、「平日昼間」のインタビュー実施も増えるようになるかもしれません。
リサーチの実施時間も、時代を反映しているのですね。