ひと目見たその瞬間・・・売れない商品

長年マーケティング・リサーチに携わっていると、ひと目見た瞬間に「売れない」と直観する商品があります。
先日テレビ東京で、「進化する調味料」として液体の塩麹とバターソースを特集していましたが、遠くない将来、棚から
消える商品だなあ・・・と思って眺めていました。

(※このブログってかなりブラックなニュアンス満載ですが、ワタクシ、それほどイジワルな人じゃないので悪しからず)(笑)

粒の塩麹は溶けにくいなどの不満があったので、液体にしてより使いやすくしたと、メーカーの担当者は語っていました。
いや、その前に、冷蔵庫やストレージにどんだけ液体系の調味料があるのか調べてるのかなあ。
ドレッシングやしょうゆ系の液体調味料だって1本や2本じゃなし。それでなくても使い切れなくて、どこの家庭家でも
賞味期限切れの怪しい調味料がいっぱいなのに(笑)、この上、習慣性がなく使用頻度の低い調味料が売れていくとは、
どう考えてもないと思われるわけであります。

バターソースに至っては、「出来上がり過ぎている」という点が問題です。調味料は汎用性が重要で、そのためには
できるだけニュートラルなものである必要があります。その汎用性の点で、色々なものと混ぜてディップソースが作れる
というのがウリのようで、「ホームパーティにいいですね!」と取材嬢が宣っておりましたが、ホームパーティーって、
一般家庭で年に何回行われるのでしょうか?その頻度を考えてみてくださいよ。

そもそも、調味料がなぜ賞味期限切れになるまでそのままになってしまうのか?そういうことを定性的に調べたこと
ないのかなあ。(この理由はすでに仮説があるけど、ここでタダでは言いません)(笑)

調味料話のテーマでは、グルインは最高です! 自分はいかに商品をダメにしたか、最高何年前の古いものがあったか、
主婦の皆さんはもう、競うようにして面白い経験を披歴してくれますから。(汗)

いずれにしても、その商品や競合カテゴリー側からだけでなく、生活者側の食生活、調理状況全体からみていかないと、
自己満足の商品開発になってしまうのですよね。