爆買い決算|定性調査のことならRINGOにお任せください|定性調査・マーケティングリサーチ・インタビュー

中国人観光客などの皆さまの爆買いのおかげで、大手化粧品メーカーの決算は絶好調だそうです。
近所の対面販売の化粧品店でも、買っていく金額が半端じゃないと、店長が申しておりました。

コーセーの「雪肌精」なんて、1985年発売の30年というロングセラーブランドですが、このネーミング
なんてまさに中国の方向け。長年ひとつのことを貫いて頑張っていると、こういう時代も来るんですね。
中国でグルインを見たときも、確か雪肌精の話が出ていた記憶があります。

数年前から、化粧品開発のターゲットは日本人じゃないなあ・・・と感じることが多々ありました。
たとえば香り。資生堂でもベネフィークなどは漢方っぽさが強まっています。
パッケージの色やデザインなども、回顧帰りしているような傾向も伺えるのではないでしょうか。
もちろん、ブランドによってメインのターゲットをどこに置くか、そのポジショニングはそれぞれなのですが、
飽和状態の日本市場より、特に市場の大きい中国に目が向くのも、企業としては止む無きことではあります。

ただ、中国人向けに開発しているのではなく(そういうブランドもあると思いますが)、「日本人向け」の
ブランドを中国の方に買っていただくというのが今のところの戦略。日本人の肌の美しさは、アジアの中でも、
それはそれは憧れのようです。(ほんとは「水」も違うしね)

いずれにしても、日本にお金を落として行ってくださることは有難いことだと思います。それによって、
隠れメインターゲットに向けた日本製品の開発が、ますます進んでいくことになるのでしょう。